発毛・育毛
発毛・育毛
Androgenetic Alopeciaを略した用語で、男性ホルモンに関係した脱毛症、つまり「男性型脱毛症」のことです。成人男性の30%に見られ、進行性であることが特徴で、早い人では20代からはじまり、徐々に進行して40代以降に最終形になります。
AGAは他の脱毛症と異なり、思春期以降に額の生え際や頭頂部の髪がどちらか一方、または双方から薄くなり進行していきます。細くて短い髪の毛が多くなり、全体として薄毛が目立つようになります。
通常、髪の毛は「成長期」→「退行期」→「休止期」のサイクルで生え変わりますが、このサイクルを繰り返す中で成長期が短くなり、休止期にはとどまる毛包が多くなり、額の生え際や頭頂部の頭髪が軟毛化して細く短くなってきます。つまり髪の毛が十分に成長しないまま抜けてしまうために、いわゆる薄毛という状態になります。
このヘアサイクルは約4~5年が通常ですが、AGAではサイクルが早まり、数カ月単位で髪の毛が生え変わります。何もしないでいると髪の毛は減り続け、徐々に薄くなっていきます。進行を抑えるためには早期のケアがとても大切です。
AGAは、 額の生え際や頭頂部の髪が、どちらか一方、または双方から薄くなります。後頭部も当初は保たれることが大きな特徴です。
男性ホルモンが前頭部や頭頂分の毛乳頭細胞に作用し、毛乳頭細胞より、毛の発育を阻害するような物質が放出された結果、ヘアサイクルの成長期が短縮され、毛包のミニチュア化、硬毛の軟毛化が引き起こされます。つまり毛包が十分に成長しないため、髪の毛が太く長く育たないうちに抜けてしまうという状態です。
ただし、通常は薄毛になっていても、うぶ毛は残っています。毛包が存在している限り、髪の毛は太く長く育つ可能性がありますので決して諦める必要はありません。遺伝だからと諦めてしまう方も多いですが、日々の適切なケアや検査結果をもとにした治療を正しく行えば、薄毛を防ぎ健康的な髪に戻せる可能性があります。
主な原因は、一般的に遺伝によるものと男性ホルモンの影響と考えられています。脱毛箇所には「ジヒドロテストステロン(DHT)」が高濃度にみられ、これがヘアサイクルの成長期を短くする原因物質と考えられています。
プロペシアが最も反応するのは、脱毛が始まったばかりか、あるいは脱毛が進んでいる過程のAGAです。この段階のAGAの抜け毛を予防するだけでなく、髪を太くして増やし、すでに進行が進んだ頭髪にも抜け毛予防の効果があります。*AGAの98%で抜け毛予防・薄毛の症状改善が認められ、うち78%では髪の毛が増えたと報告されています。
AGAは何もしなければ確実に症状が進行します。「抜け毛が増えてきたな」と思った段階で早めにプロペシアの内服を開始することをお勧め致します。
飲む育毛剤・プロペシアは病院でのみ処方できる医薬品です。副作用が非常に少なく、長期間飲んでも安全性の高い薬です。
ザガーロはグラクソ・スミスクライン株式会社が2015年9月に厚生労働省から承認を得たAGAの新薬です。プロペシアと同系統の薬ですが、プロペシアよりも効果が30%ほど高いとされています。
ザガーロとプロペシアの違いは、プロペシアはII型のみを阻害するのに対し、ザガーロは5α還元酵素のI型・II型の両方を阻害します。そのため、ザガーロはAGAの原因であるDHTの産生をより強力に抑制します。
プロペシアの薬代はザガーロよりも安価なためAGAの症状の軽い方や内服治療が初めての方はプロペシアから始め、様子を見ながらザガーロに変更されても良いかもしれません。ザガーロはプロペシアで効果の出なかった方には効果的な新薬です。O字型のAGAには、プロペシアの併用が有効ですが、前頭部から薄くなるM字型にもザガーロは効果を発揮します。
プロペシア、ザガーロは、毛髪に障害を与える男性ホルモン(DHT)だけを正常レベルに戻しますので、使用法を守っている限り、副作用は極まれで、長期間内服しても安全性の高い薬です。
1%程度で性欲減退や性機能低下といった副作用が起きると報告されていますが、これらの副作用は服用をやめると改善します。
※プロペシア・ザガーロは男性の脱毛症(AGA)のための薬であり、女性には効果ありません。
前立腺がんの検診を受ける予定のある方は、検査の数値(PSA)に影響を及ぼすことがありますので、検査実施前に、医師に服用している旨をお伝えください。
ミノキシジルは世界で初めて認可された脱毛症治療薬で、発毛を促す効果があります。血管拡張作用があり、高血圧治療薬として開発されましたが、その後、薄毛対策薬として効果が認められました。日本では市販の育毛剤を契機に、育毛・薄毛対策薬として広く使用されています。
外用薬(外用液)は、毛包に直接作用し、発毛、育毛効果や抜けの予防効果が期待できます。「インスリン様成長因子1(IGF-1)」や「血管内皮細胞増殖因子(VEGF)」といった、発毛因子の産生を促進する働きを持っており、毛球(毛根の一番下の部分)の中の毛母細胞を刺激することで髪の毛の育成を促します。
また、毛母細胞へ必要な栄養や指令を送る毛乳頭細胞そのものを増殖させる効果も持つとされていますプロペシアとは、違う働きを持つ薬なので、これらを併用することによって、より高い治療効果を得ることが期待できます。
ミノキシジルは、外用薬と内服薬とで、それぞれ副作用が異なります。 ・外用薬は、かぶれによる発疹やかゆみなど
・内服薬は動悸、めまい、むくみ、多毛など
成長因子を含むオリジナルカクテルを、頭皮に直接注入する治療法です。1カ月に1回が目安となります。内服、外用治療と併用することでより高い効果が期待できます。
痛み、発赤、内出血、かゆみ、アレルギー等
女性に起こりうる薄毛としては、女性型脱毛症をはじめ、円形脱毛症、休止期脱毛(急性、慢性)、膠原病や慢性甲状腺炎などの全身性疾患に伴う脱毛,貧血,急激なダイエット,その他の消耗性疾患などに伴う脱毛,治療としてのホルモン補充療法や薬剤による脱毛 、牽引性脱毛症、真菌による脱毛症、瘢痕性脱毛症など、あらゆる脱毛症があります。
思いがけない疾患が隠れていることもあるため、初診時に医師による診察を行い、必要の応じて検査もご提案いたします。
更年期以降に生じやすく、額の生え際の後退は目立たず、頭頂部の比較的広い範囲の頭髪が薄くなるパターンとして観察されます。初期より軟毛化が見られることも特徴です。
またAGAは男性ホルモンの影響であることがはっきりと分かっていますが、女性型脱毛症に関しては原因ははっきりしません。
少なくとも男性ホルモンの影響だけではないことは明らかで、それゆえ、男性型脱毛症で高い効果が見られるフィナステリド、デュタステリドといった薬剤は無効です。
遺伝的な原因が考えられています。女性型脱毛症の患者のうち40-54%ほどは家族歴があるとされており、若くて発症した人には家族歴が多く見られる傾向にあります。 ホルモンの変化、男性ホルモンの影響、甲状腺異常、鉄欠乏性貧血などとの関連が考えられていますが、現時点では不明です。
日本人女性の頭皮環境・毛髪を研究して誕生した、日本人女性のための毛髪サプリメントです。欧米人に比べ日本人女性は慢性的に「鉄不足」です。栄養不足を補いながら、鉄を加えることで体内環境を整えます。
おぐしは、髪・爪の発育に不可欠なアミノ酸、ミネラル、ビタミンB群等、14の成分を厳選、髪が喜ぶ栄養素を絶妙なバランスで配合しています。
材料についても、医療機関向けサプリメントの専門家が国産材料にこだわり、最高品質・最高グレードの原料を選び使用しています。 忙しい日常生活の中で、バランスの取れた食事を摂取することが難しい、無理なダイエットで貧血気味等、脱毛・薄毛の原因は様々。オグシで不足しがちな栄養素+鉄分をバランスよく摂取し発毛環境を整えましょう。
こちらよりご確認ください。※男性の薄毛治療にて用いるものと、ご注意事項は同じです。
こちらよりご確認ください。※男性の薄毛治療にて用いるものと、ご注意事項は同じです。