一般皮膚科
一般皮膚科
一般皮膚科では頭の先からつま先まで、体を覆う全ての皮膚に加えて、爪や髪の毛に至るまで目に見える部位のトラブル全てを診ます。
年齢や性別も問わず、赤ちゃんから高齢の方まで皆さんのお困りごとに対応いたしますので、お肌の気になること、不安なことがありましたらお気軽にご相談ください。
皮膚病には簡単に治癒するものもありますが、根気強く気長に付き合っていく慢性的なものまでさまざまあります。予防的なケアによって良い状態を維持することが可能なことも多く、定期的な通院により細やかな薬剤コントロールや生活指導を行うことが大切です。また同じ軟膏ひとつとっても、その塗り方や量によって結果は大きく変わるため、外用指導にも力を入れて参ります。
「皮膚は内臓を映す鏡」とも言われており、皮膚症状の裏には内蔵からくる病気が隠れていることもあります。具体的には糖尿病が潜んでいたり、肝臓や腎臓の病気が背景にあったり、また細菌やウイルス感染の結果として皮膚変化が生じていることもあります。皮膚トラブルの裏に思わぬ疾患が見つかるケースも経験します。
問うて(問診)、診て(視診)、触って(触診)、必要に応じて時に検査を行い、診断をつけ、適切な治療を行います。皮膚科では投薬による内科的治療も、時に皮膚を切ったりという外科的治療まで一貫して行います。人間の体は非常に複雑で、皮膚には膨大な種類の病気がありますので、時に診断がつかないケースでは、投薬しながら経過を見て診断に導く治療的診断を行うこともあります。
それらの診断から治療まで保険診療にて行います。
皮膚科では以下のような機器を使用します。
ダーモスコープ
黒から茶色の色のある病変(ほくろやメラノーマなどの皮膚がん)の診断に有用な検査です。
皮膚の病変にスコープを当て、色素の配列や性状を見るだけで診断をつけることができます。
液体窒素
主にウイルスいぼに使う治療です。多くのクリニックでは液体窒素にひたした綿棒で圧迫する方法が行われていますが、当院ではクライオプロという器具を使用しています。この器具を用いてからピンポイントの治療がやりやすくなりました。また、液体窒素の連続噴霧が可能となり、イボを長時間液体窒素にさらすことができ、イボの塊の奥深くまで冷気を伝えることが出来るようになりました。その結果、従来の方法に比べて、痛みはやや強いものの、少ない治療回数でイボを治すことが出来るようになりました。
全身型光線療法(ナローバンドUVB)
当院では、シネロン・キャンデラ社Daavlin 7 Series三面鏡型紫外線治療器を採用しています。立ったまま半身ずつ照射を行うことで短時間で全身の治療が可能で、皮膚に有害な波長を除いた狭い波長域のみを使うことで、安全で、かつ高い効果を得ることができます。これまでステロイド外用治療や内服治療で効果が乏しかった方にも、複数回の治療を経てると、症状の改善が期待できます。
帯状疱疹は子供のころに水ぼうそう(水痘・帯状疱疹ウイルス)に罹った後、ウイルスが神経に潜伏します。その後、加齢や疲労、ストレスなどにより、免疫力が低下すると、再び活動を開始し、強い痛みや発疹が現れます。
皮膚の症状が治った後も神経痛が長引いたり、重症化すると、視力低下や顔面神経麻痺など、重い後遺症が残る危険があるため、ワクチンによる予防はとても大切です。50歳代から発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が発症すると言われています。
乾燥弱毒水痘ワクチン「ビケン」 | 帯状疱疹ワクチン「シングリックス」 | |
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ワクチンの種類 | 生ワクチン | 不活化ワクチン |
接種方法・回数 | 皮下注射・1回 | 筋肉注射・2回(6ヶ月以内、2ヶ月以上空けて) |
費用 | ¥8,250 | 2回¥44,000(1回目¥23,000 2回目¥21,000) |
副反応 | 接種部位の痛み・腫れ・赤み(14.7%) 発疹(1〜5%未満) |
接種部位の痛み・腫れ・赤み(78.0%) 筋肉痛・疲労感・頭痛(30〜40%)発熱(17.9%) |
接種できない方 |
ワクチンの成分に強いアレルギーを起こした方 |
ワクチンの成分に強いアレルギー症を起こした方 |
帯状疱疹の予防効果 | 51% | 97.2% |
神経痛の予防効果 | 67% | 88.8% |
他のワクチンを打てるまでの日数 | 28日 | 7日 |
長所 | 費用が安い 接種回数1回 副反応少ない |
予防効果が高く、長期に渡り有効性高い 免疫を抑える治療中・妊娠中の方も接種可 |
短所 | 予防効果が落ちる 疫を抑える治療中・妊娠中の方は接種不可 |
費用が高い 接種回数が2回 副反応が強い |
当院ではまず初回にご相談、診察をさせていただき、投与の必要性、ご意思の確認と、投与薬剤の決定を行います。このときに、投与日を予定し、薬剤の準備をいたします。(初回相談¥2,200)
電話あるいは窓口で直接ご依頼いただくことも可能です(相談料は不要)ただし接種日に薬剤を変更することは出来かねますのでご了承ください。
薬剤の準備期間が必要ですので、接種前に事前予約をお願いいたします。