婦人科形成(女性器形成)のお話その④〜婦人科形成の名医?になりたい〜
- 2024年2月14日
- 婦人科形成(女性器形成)
大阪府高槻市のあゆ皮フ科クリニックの菊澤亜夕子です。婦人科形成ネタも第4弾になりました。よかったらこれまでの3記事も読んでくださいね。カテゴリーに婦人科形成を作りました。
最近、県をまたいだ遠方から婦人科形成を受けにきてくださる患者さんが増えていますが、皆必死にブログ検索し、たどり着いてくださいます。そんなんきいたら私も嬉し泣きです←。今日は私の地元福井からきてくださり、ローカルネタが炸裂してしまいました。
当院では、広告代を投入していないが故、『婦人科形成の名医』『婦人科形成おすすめクリニック7選』には多分一生乗せてもらえません泣。ああいう類はほぼ皆、広告料を払って載せてもらうものだとは、私も開業するまで知りませんでした。。。 ひとまず私はコツコツ、ブログを書いて自分のアピールを細々と続けていくのみです。もっともっと自信がついたら、名医認定してもらうためにお願いしてみます←
(これ中華料理屋さんのお湯飲み・・みて・・開業したばかりの、最近の私のような・・可愛くて仕方ない人がへばりついています。なんか必死な感じで放っておけんくないですか笑
上から見たらこれ!シツコイけどこの顔見てほしいねん。上にのぼろうのぼろうとめちゃ頑張ってるけど、表情はスン♪)
婦人科形成のよくある症状
こんな症状で何年も悩んでたけど、まさ手術があるなんて知らなかった!なんて声もよく聞くので私がお伺いした症状をまとめつつ、婦人科形成の手術で解決できるかどうかについてお伝えしてみます。
・かゆみがひどい
・不快感で1日に何回も冷たいシャワーを浴びる
このケースでは、小陰唇のひだが元々大きめで、それが繰り返し擦れた結果、大体皮膚に苔癬化という慢性的な湿疹が生じ、皮膚が厚く極端に茶色く色素沈着にっているケースを多く見受けます。この場合は、手術に先行して、湿疹の治療としてステロイド外用剤などである程度炎症を落ち着かせることが大事です。切ってとって縫う限り、残った縫い寄せる皮膚は炎症のない綺麗な皮膚であるべきやと思います。大手クリニックで言う、ボンド法が綺麗だとか、高い縫合法が綺麗とか、そういう問題だけではありません。(悪口言ってもた今日はあかんね・・)こういう術前のケアをきちんとすることで、傷の治りを綺麗にしたり、術後トラブルを防げるのは皮膚科医の腕の見せ所やな♪とちょっとエッヘンみたいな気持ちになってしまいます←
・ズボンを履くときや自転車に乗るときに挟まる
・性行為に際して引き連れる
この場合は、基本痛みが強いです。小陰唇が伸びていて、挟まって、ときに亀裂と言って、粘膜の部分などがひび割れをおこして赤くじゅくついているケースもあります。手術で切り込みを入れる部分は問題ないケースが多いので、皮膚トラブルがあろうとも術前のケアは不要です。とにかく早く小陰唇の処理をしてあげます。術後は一瞬でこれまでの痛みや不快感といった自覚症状の悩みから解放されて非常に喜ばれることが多いです。
・ヒダに汚れ・垢が溜まって匂いがする
これは副皮という、小陰唇に絡まってるヒダが発達されている方に多い症状です。副皮はない方もいらっしゃいますが、やはり小陰唇の発達が目立つ方には、副皮も共に肥大している方が多い印象で、小陰唇を縮小する手術をするときに、一緒に処理することで、とても清潔に保つことができるようになります。ただ、大手クリニックとか婦人科形成・副皮除去〇〇円!!(極端に安い値段)なんて書かれてたりしますが、副皮だけ切除するなんてケースは修正以外にほぼ皆無かと思います(2回目の悪口。あかんは今日はじゃなくて、あかんわ私は、ですね笑)基本は小陰唇と同時に副皮切除になりますので、副皮のみ安い値段で〇〇円〜に騙されてはいけません笑
・見た目に黒ずみが気になる
小陰唇のヒダが大きい時は、婦人科形成の手術でヒダを縮小することで、もれなく色素が濃い面積は小さくなりますよ。術前に黒ずみが気になってることをお伝えいただけると、どの程度それが改善できるのかもお答えできます。人によってほぼ黒いところをほぼ無くすことのできる方と、無理に黒いところを落としすぎると小陰唇が小さくなりすぎて機能的なトラブルが生じる方といらっしゃるので、そこは相談です。
また小陰唇の黒ずみはレーザー治療を掲げているクリニックもありますが、確かに色に反応させるレーザーで外陰部全体に当てるのはひとつかもしれませんが、小陰唇の場合は、摩擦による黒ずみ色素沈着というよりは、ホルモンの影響なんかも大きいので、一時的に改善しても結局はまた戻ってしまうのではないだろうかというのが私見です。よって当院では、色むらを改善させるトーニング機能のあるレーザーを置いてますが、女性器・外陰部の照射については今のところメニュー化しておりません。
初めの方にお伝えした、痒くて湿疹が起きている慢性炎症による色素沈着も、まずは外用治療により炎症を取り除くことが先決です。一生懸命お金と時間をかけて繰り返しレーザーしてもまた新たに炎症が起こったら、また赤みが出て、色素沈着するその悪循環を断つことができないのです。
・立ったときに小陰唇が大陰唇からはみ出る
・見た目のヒダが大きいのが気になる
女性同士でも、温泉など行ったときに気になるやつですね。最近はVIO脱毛も主流になり、どうしてもはみ出た感じが目立って気になるという方も多いです。婦人科形成の手術を終えると、立った時も、お行儀よく←できるようになりますよ。おさまり良くなるように!はいつも意識しております。ただし、小陰唇は無くしてしまうと、引き連れ感や膣の渇きでヒリヒリ感など、それはそれで問題が生じます。このケースはなかなか修正も難しいので、ちょうどいい具合!これが大事ですね。お任せいただければ大丈夫です。
・不感症を治したい
これも多くはないけれど、相談をお受けしたことは何度もあります。不感症の原因は色々あると思うので、これに関しては、「婦人科形成の手術をすることで絶対に改善します!」とは言い難いです。あくまで手術をしてみたらよくなるかもしれない、くらいの期待度でやるべきやと思います。ご希望の方には、小陰唇ではなく、主にクリトリス包皮の手術を行ってきました。が、術後にどうなりましたか?となんとなく聞きにくいこともあり、またすごく良くりました!もしくは全く変わりません手術は無意味でした・・と患者さんも言いづらいこともあるかもしれませんが、実際に私に届いた患者さんの声は乏しく、術後の評価は残念ながら不明というのが正直なところです。クリトリスに包皮が被りすぎているケースにのみ、有効な手術という感じです。
ちなみにクリトリス包皮の手術に関しては、小陰唇や副皮の切除と同時にした方が、見た目のバランスが良くなるケースがあります。そのさいはクリトリス包皮も小陰唇などと一緒にまとめて手術しますかとお伺いしますが、割と小陰唇と副皮とは独立した部位になるので、患者さんのご意向に合わせて行うことが多いです。目的によりますが、やらなくていいんじゃないかな?ということも多いように思います。手術はやはりセットだと安いからやるとか、ではなく基本は目的に合わせて、メスを入れるのは最小限の範囲でありたいと思っています。
パートナーから女性器の形状を指摘された
ちなみに私が患者さんから聞いたことはないけど、よく婦人科形成の広告にあるお悩みの一例に、『パートナーからヒダの大きさを指摘された』とあります。うーん正直、そんなこととやかく言う相手どうなの?とちょっと思ってしまいますが・・たくさんの女性器を見てきた私なりに、その小陰唇のはみ出方の具合を見て、婦人科形成の手術をして自信を持つべきか、さっさと相手を変えるべきか、厚かましくてよければご助言いたします←
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婦人科形成の手術においては、基本的に特にお困りの症状もなく、標準が何ミリだから手術しないといけないとか、そういうものではないと思ってますので、あえて標準の大きさなんかは私は書きませんでした。ただ、悩んでる方には、見た目も、自覚症状もすごく改善して、非常に満足度の高い手術だと思ってます。
当院で行うメリットとして、私の女性ならではの目線と、外科よりの皮膚科医としての長年の経験に対して安心感と信頼は持っていただけるかなと思います。ご相談お待ちしております♡
基本的には当日の手術は行なっておりませんが、遠方の方で当日施術を強くご希望の場合については、相談させていただきます。
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婦人科形成の手術料金
小陰唇(片側)¥140,000(+税)
小陰唇(両側)¥220,000(+税)
同時手術の場合の追加料金
副皮(片側)+¥40,000(+税)
副皮(両側)+¥70,000(+税)
包皮 +¥40,000(+税)
麻酔料金
局所麻酔 ¥0
麻酔クリーム ¥3,000(+税)
笑気麻酔30分 ¥5,000(+税)
他お薬代¥1000〜2000程度
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今日は仕事の疲れか、元々の性格か知りませんが、ちょっと悪口を書いてしまいました・・
フツーのお子様ランチに幸せをたっぷり感じられる娘を思い出して、明日からは人のことは悪く言わず、幸せのハードルは極力下げて生きていこうと気持ちを改めて、終わります笑