クリニックの口コミ〜開業医目線の口コミの話〜初めてのチャットGPT
大阪府高槻市にある皮フ科と美容皮膚科のハイブリット診療を行うあゆ皮フ科クリニックの菊澤亜夕子です。今日は患者さん向けの美容皮膚科や皮膚病の記事ではなく、クリニック開業医からみた口コミについて、切り込んできみます!なんて格好よさはなく、ちょっとぼやきます・・。
先日万博行きました!遠くにミャクミャクいますね。見慣れると、なんだかとっても可愛い生き物に見えてきて不思議です。
この評価社会はいつ頃からでしょうか・・医者になった20年前にはなかったけど、最近はもう何かと口コミ、そして評価の時代ですよね。私も病院勤務医だった数年前からは、職場において上司からも評価され、指導している研修医からも評価され、上からも下からも評価評価の板挟み。一方でまたレストラン行くにも、ホテルに泊まるにも、美容サロンに行くにも、消費者として、評価である口コミはめちゃ読み込みます。見る側はとても気軽で、情報量の多い口コミって貴重。食べログの評価なんかもかなり信頼できるもので、低評価だけど良い店が埋もれてることはあれど、高評価の店でがっかりすることはほぼないので、いつも参考にしています。
大屋根リングは確かに圧巻。事前予約は全落ちして、情弱すぎて人気のパビリオンには一つも入れませんでしたが、世界旅行に行きたい気持ちが刺激されて私は通期パスで通いたい気持ちにかられるくらい満足しました。
が、私はクリニックの口コミと聞くとドキッとします。評価される側は気が気じゃない。高評価から活力をいただけることも多々あり、ヒャホーってヾ(`・∀・´)ノ テンションМAХ!!になりますが、たまーにくる厳しい評価には大抵腰をへし折られて、ズドーンとやられます。せっかくクリニック来てくれて、自分なりには良いと思う医療を提供して、スタッフも頑張ってくれてるのに、帰り際に怒りや悲しみの感情を与えてしまったのかと・・つらい。大体忙しい土曜日に失礼があって、さあ休みの日曜だーっていう朝に☆1クチコミはそれはもう破壊力抜群です。実際、開業医同士で会う時、共通ネタとしては筆頭に上がる、クリニック口コミの話。まあそれだけ評価される側の医師も、実際ナーバスになっているものです。英語が喋れない時代の留学先で、世界共通の話題が下ネタでありましたが←、そんな感じの開業医共通ネタとしてはクリニック口コミなのです。「最近、気になる人いる?」とかもこの年齢になるともやはないし、「近頃、膝が痛くてね・・」なんていう病気ネタもまだあまりない中、だいたい上がるのが、「口コミ星1来たわ・・」つら。みたいな話です。
開業医が一番嫌な画像の一つは・・うーん、間違いなくきっと、コレ!なはず。ん?私だけか?笑。
つい最近、私にもこの一つ星が降ってきまして・・・嗚呼。つら。なんですが、色々と刺さりますし泣けますが、来院する患者さんが見るのは☆5の内容ではなく、☆1が多いのも事実。しかも新しいクリニックって今から認知してもらって、患者さんにきていただかないといけないので、すでに多くのかかりつけ患者さんが定着している老舗のクリニックと違って、口コミめちゃ大事。だっていくら良い医療提供してても、いくらいろんな治療してても、認知してらもわないと、意味がない。どんな美味しいお料理出せるレストランも、どんな感動的な書籍も、お客さんの手に届いて、舌に届いてなんぼです。当院も直接的な家族知人の口コミで来ていただく方が大半とはいえ、やっぱりネット情報大事ー。ということで、せっかくなので、謝罪反省だけで終わらず、伝えたい内容なんかも盛り込んでと・・返信書き書き。ちょっと筆をとると、あっというまに2000文字超えの力作となってしまいました。
その翌朝、夫に「昨日夜な夜な力みすぎながら返信したわー、ふぅ。」とぼそっと家で話をしたところ、
👨「え?そんなん(クチコミの返信なぞ)チャットGPTで良くね?アホなん?」と・・
👩「えーーーーそんなところでチャットGPT使えるの?」
と言う話になりまして、ついにチャットGPTを使ってみたところ、すごー!!でした。開業医も人間なので、一方的に匿名の方から、厳しい言葉を投げられると大抵辛いし、ちょっと腹立たしい気持ちにもなるし、こっちの言い分だってあるのにーとか、丁寧に診察したら待ち時間が長いと言われ、予約のずれがないようにサクッと効率よく診察したら、話を聞いてくれないと言われ、いつも丁寧な診察と待ち時間という相反する問題に苦悩しながらやっている現実に、心が砕かれたりするものです。そういう感情的な部分を抑えながら、相手(患者さん)の立場で物腰柔らかく、反省の色を全面に出しながら、返事するって割としんどいものです。
いやもちろん低評価の口コミって、業務改善のポイントが詰まっていたりするのも事実で、これまでも何かしらピンチをチャンスに変えるかの如く、真摯に受け止めて、自分の言葉に気をつけたり、新しいルールを作ったり、動線を変えたり、なんやらかんやら毎回業務改善の糧にさせてもらってるのは事実で、ご指摘いただけるのは本当にありがたいことなのです。が、それでも、まだまだ未熟な私はその瞬間は先ほどお伝えしたような、人間的な感情もふわっと、ちょこっと湧いてしまいます。
なのに、夫ときたら、勝手にチャットGPT読み込ませた結果の、返事の例文を見せてくるんです。そしたら、なんとまあよくできてること。そういう人間的感情が排除されてるので、非常にまとまりがあって、くどくなくて、丁寧で、なんとも清々しい返事。驚きました。。。で、ちょっとバージョンを変えて、「謝罪感少なめに」とか「カジュアルに」とか入れるとまあ本当に上手にお返事すること。開業医さん、ちょっと試してください笑。
私のブログも、きっとチャットGPTにお願いしたら『〇〇についての解説文。あゆクリニックのブログ風にちょっと拙い文章で。』なんて指示入れたら秒で、長文を記載してくれるんでしょうね。まあすごい。
ただ、もはや漢字が書けなくなってしまったように、チャットGPTに頼ると、きっと私はギリギリの能力でやっている文章作成もできなくなるやろうし・・(いやいや、AIになんて勝負挑まず、文章書けなくても良いのかもしれないけど)やっぱりまだ走り出しの小粒クリニックは痛みを感じながらも猛省して、しっかり業務改善のヒントとし取り入れたいし、うーんやっぱり私はまだAIに頼らずにやっていきたい。ちょっと気持ちが疲れるその時まで、AIに逆らってみようかな。でも。この機会に建設的なことには積極的にチャットGPTを取り入れてみたい。
とか言いつつ、いつかはこの人間らしさ全開のこのブログも、チャットGPTに取り変わるのかなと思ったり。そう、実はもう今日からこの文章もチャットGPTによる文章です・・・なんてね。完。
ミャクミャクの可愛いのが全然撮れなかった。写真のセンスが残念ですが、夜のマンホール・・・・
<後日追記>
と投稿した直後に、なんと、こちらの記事を書くきっかけとなった☆1口コミは、私の力作返信ごとまるまる削除されておりました、ちょっと悲しい・・・。その代わりに新しい心のこもった長文の☆5口コミが送られてきました。開業医が例外なく、一番嬉しくなる画像です。ありがとうございます。報われた気持ちになりました。頑張る起爆剤になります。褒め合う世界って素敵です。こんな口コミネタのブログを書いている自分がなんか恥ずかしくなりました。
婦人科形成を受けてくださったMUさま、大きな手術を受けて緊張したり不安があったりの中、時間を割いてこのようなお褒めの言葉をくださり本当にありがとうございます。スタッフも喜びます。真面目にコツコツこれからももっともっと頑張りたくなりました。
今日は、実は開業医にとっても一喜一憂のグーグル口コミの話でした。そして締め。当院では応援の口コミも、厳しいお声もしっかり診療の糧にしていきますので、通院中で、こちらのブログを読んでしまった患者様、よろしければこちらから口コミお待ちしています←(チャッカリ)
https://g.page/r/CRhNV4t9SfUkEAE/review
この院長、口コミの返信にチャットGPT使おうとしててサイテーとかはお控えくださいね笑。自分の退化も怖いので、まだまだ口コミの返信には使わず頑張ろうと今のところ思ってが、これを機にチャットGPTも人生にうまく取り入れたいなあ。
シンガポールの外観、可愛い♡パビリオンは、文化祭レベルからそれはもうクオリティの差が激しかったけれど、ここはそこそこよかったです。次こそ、イタリア館いきたいな・・