ニキビ跡を消す方法|赤みと色素沈着の治療〜光治療IPL+ピーリングの症例写真〜|あゆ皮フ科クリニック|高槻市の一般皮膚科・小児皮膚科・皮膚外科・美容皮膚科

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ニキビ跡を消す方法|赤みと色素沈着の治療〜光治療IPL+ピーリングの症例写真〜|あゆ皮フ科クリニック|高槻市の一般皮膚科・小児皮膚科・皮膚外科・美容皮膚科

ニキビ跡を消す方法|赤みと色素沈着の治療〜光治療IPL+ピーリングの症例写真〜

先日ニキビ跡の種類について説明しました。
https://ayu-clinic.com/blog/ニキビ跡(ニキビ痕)の種類〜ニキビ跡治療の値/

今日は、ニキビの跡形のうち色味の問題である、赤み=炎症後紅斑、茶色み=炎症後色素沈着に対する治療の症例紹介を行いますね。

具体的な治療内容

①ホームケアとして

保険適応のあるニキビ薬であるべピオローション、ゼビアックスローションを中心とした自宅での予防的ケアを行いながら、

②クリニック施術として

月に1度クリニックにて、光治療器(IPL、フォトフェイシャルと同義)+サリチル酸ピーリングによる施術を合計5回受けていただきました。

左が初診時、右が治療から半年後。

どうでしょうか。初めは赤々とした盛り上がりのあるぶつぶつ(丘疹、膿疱)が混在しつつも、ベッタリと平らな強い赤み(炎症後紅斑)を認めます。

ところが治療後のお写真では強い赤みが引き、元々の皮膚の色にしっかりと近づき、明るく滑らかで健康的なお肌になりました。パーツも綺麗で整った小顔の男性ですが、初めの状態だとお顔の印象が『ニキビ肌!』という印象になってしまって、とても損をしている感じになります。が、治療をされると肌の印象が薄れて、忘れ肌と言いますか、何事もなかったようなお肌に戻り、とても清潔感のある印象に変わりました。

なお患者さんは現在コース終了後ですが、もうちょっと綺麗にしたいということで、メンテナンスとして月に1度光治療(IPL)とピーリングを継続中です。

光治療器(IPL、フォトフェイシャル)とは?

光治療器(IPL)は、単一の波長を用いるレーザーとは異なる医療機器です。当院ではセレックVという機器を用いておりますが、この「V」はvascularつまり血管を意味します。光治療器(IPL)はシミの治療器としてとても有名ですが、実は専用のフィルター使うことで、ニキビ跡の炎症後紅斑、しゅさ、赤ら顔などに対して、血管をターゲットとした赤み改善の治療としても用いることができます。当院のセレックVは光治療器(IPL)の中でも赤み治療にも強く、また使い勝手にもコツが必要ですので、当院ではトレーニングを積んだナースのみが対応させていただいております。

赤ら顔治療として有名なダイレーザー(Vビーム)は、レーザーゆえ強い刺激の加わる治療ですので、赤みや紫斑といった施術後の反応が強く生じることが多く、ダウンタイムが長く起こるのに対して、光治療器(IPL)はほとんどダウンタイムがなく、ガーゼなども不要ですし、真っ赤になることもなく、帰りがけにメイクしてフツーにお出かけできるような治療がとってもいいところです。

いづれの機器にしても炎症後紅斑や赤ら顔の治療で一回で劇的に変化して治る治療はなく、継続的に治療を受け続けることが必要になりますので、その点において光治療はとても優位性が高いと考えています。

ダイレーザーによる治療で痛みや赤みにより継続が難しい方、ぜひご相談にいらしてください♡

ピーリングとは?

この光治療器(IPL)ととても相性の良い治療が、ピーリングです。酸性の薬液をお顔全体に塗布して、余分な皮脂や角質を取り除き、肌のターンオーバーを高める治療です。毛穴詰まりのプツプツとしたニキビにも、ニキビ後の赤みや色素沈着にもともに有効です。光治療の直前に行うことでお肌の表面をつるんとさせることで、より光の反射を抑えながら肌への透過を高めてくれるので光治療の効果を高めてくれる役割もあります。当院では、目的に応じたさまざまな種類のピーリング材を用意しております。

<光治療(IPL)+ピーリングの実際>

痛み:光治療は通常無麻酔ですが我慢のできる程度のパチパチとした軽い痛み。ピーリングはピリピリとした短時間の軽い痛みのみ。

回数:3-4週ごとにまずは5回程度

時間:1回30分程度

ダウンタイム:ほとんどありません。

合併症:やけど、かぶれなど

当院の特徴

当院では、保険診療皮膚科と美容皮膚科のハイブリッドクリニックです。新しいニキビでお困りの方にも、ニキビはできなくなったけど跡形の気になる患者にも幅が広い治療提案ができますので、ぜひお気軽にご相談にいらしてくださいませ♡