ヒアルロン酸セミナー行ってきました!|あゆ皮フ科クリニック|高槻市の一般皮膚科・小児皮膚科・皮膚外科・美容皮膚科

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ヒアルロン酸セミナー行ってきました!|あゆ皮フ科クリニック|高槻市の一般皮膚科・小児皮膚科・皮膚外科・美容皮膚科

ヒアルロン酸セミナー行ってきました!

今日は、以前より公私共に仲良くしてもらってる、美容のいろはを教えてくださった純先生の@奈良ライネビューティークリニックで開催れたヒアルロン酸のセミナーにお邪魔しました。

(洗練された美しいクリニック、受講者はインスタで見たことあるベテラン先生ばかり)

ヒアルロン酸注入とは・・プチ整形とも言われるほとんどダウンタイムのない治療で、ジェル状の製剤を注射針を使って注入することにより、①歳とともに失われたお顔のボリュームを補い、輪郭を整え、たるみを改善させたり、②ほうれい線などのしわを埋めたり、③粘土細工のように涙袋を作ったり、薄くなった唇をふっくらさせたり④時に筋肉をコントロールして表情を調整したりしたりと、いろいろなエイジングケアに使われます。という、ヒアルロン酸とはなんぞやのお話は今日は簡単に、ここまでです。

セミナーの実技の時間には、モニターさんにご協力いただき、注入の手技を余すところなく見せていただきました。なんとなく講師の先生と自分の手技が似ているなと感じながら・・あっ私の注入はこの先生の教えから始まったんや!当たり前やん。と、思いながら聞きつつも、一緒に働いていた3年前より手法がかなり進化されていることにさすが師匠!と思ったのでした。

皮膚科領域でもアトピーなど凄まじく新薬が出てきておりアップデートが欠かせませんが、皮膚科と美容皮膚科を行う私は、美容業界のアップデートにもしっかりと追いついていかないといけないので、学会やセミナーでの学びはとても貴重です。なんたって教科書にないことだらけです。

今日の学び

①治療の前には患者さんの評価が大事。そして患者さんと上手に共有する。

・肌状態は?‥皮膚の弾力ハリはどうかな?色むらやそれに伴う影はないかな?

・たるみによる輪郭の乱れはないかな?

・左右の対照性は?

・表情の動きや感情表現は?悲しげ?疲れ?怒りぽさ?がないかな

などと、細かに評価をした上で、そのあたりの情報を患者さんとも予め共有する。これが仕上がりに対する患者さんの満足度に大きくかかわるという話でした。確かに・・

②それに対するアプローチの方法(アセスメント)、そして治療。

いかに効率的に、最適な場所にヒアルロン酸を仕込んで、顔をフレームをつくるかを意識します。凹みを埋めるだけじゃなくって、適切な場所にポイントでヒアルロン酸を置く事で、組織を立ち上げ、支えを作り、そして牽引させる。その上で面を整え、滑らかな輪郭を作り込む。

以前はほうれい線の凹みをうめたりが主流の治療でしたが、今やその考え方はダサい。木を見て森を見ずにならぬよう、顔のアウトラインを大切にしたいものです。顔の外側に仕込んだヒアルロン酸は輪郭を表現するのみならず、組織を牽引してリフトアップ効果もだしてくれますから。

そしてヒアルロン酸も適材適所があります。どんな種類のどんな硬さのヒアルロン酸を、どこにどのように使うか。ゴルフのクラブのように使い分けることが大切です。

そんなことを改めて学んで来ました。

美容診療は病気の治療のような国の定めたガイドラインや絶対的なルールのない中で、やみくもに行うのではなく、理論に基づいて、そこに経験とセンスを、ちょっとしたトレンドなんかのエッセンスも取り入れながら治療します。簡単そうにみえて、とても奥深いヒアルロン酸治療です。

私もこだわってこだわって、できるだけ少量のヒアルロン酸で最大の効果を得れるよう(だってヒアルロン酸て安くないですから)、常にひとつひとつの動作に理由と目的を考えながら、これからも丁寧に安全に行っていきます。

なんだか今日は、ちょっと慣れてきて緩んで来ていた背筋がまたピシッと伸びました。つい、マニアックな内容になってしまってすいません。

純ちゃんありがとう、モニターさん、スタッフさん、ガルデルマさんありがとうございました。

 

 

夕方に自分のクリニックに行くと床と壁ができており、もう引き渡しも目の前!という進捗具合でした。楽しみです。