婦人科形成のお話その16〜手術中の過ごし方〜 | 手術時間の長さ|症例写真 | 怖くない | 痛くない | 名医 | 口コミ
- 2025年7月20日
- 婦人科形成(女性器形成)
こんにちは。大阪府高槻市の婦人科形成に魂を注ぎながら、とことんコツコツ取り組んでいますあゆ皮フ科クリニック院長の菊澤亜夕子です。
今日は、婦人科形成の手術中の過ごし方についてお話ししてみます。やっぱり手術となると痛いんじゃないかな・・これが一番不安ですよね。しかも場所も場所だし、その上、手術の時間も割と長い。二重の埋没手術なんかと比べるとやっぱり少しハードルは高めの美容外科手術の部類かなと思います。
でも案外大丈夫だよ。案外怖くないよ。というのが伝わると嬉しいなと思います。
まずは平均的な手術時間
片側小陰唇:30分
両側小陰唇:60分
両側小陰唇+両側副皮:90分
両側小陰唇+両側副皮+包皮:120分
両側小陰唇+両側副皮+包皮:150分
くらいが目安でしょうか。なお手術を行う範囲及びヒダの厚みやボリューム、修正か初回か、などにもよるところも影響しますため、前後はあります。術前のカウンセリンの際におよその手術所要時間の目安をお伝えしています。
実際術中に当院の患者さんがどのように過ごしているか
当院での患者さんの過ごし方について、紹介してみます。痛みはこれまでの記事のごとく、基本ほぼゼロに近い状態で手術をしています。また静脈麻酔のような体へのダメージやリスクを伴う麻酔も使用せず、基本意識のある状態で行ってます。恐怖感が強い方には、局所麻酔の導入くらいの初め15分程度笑気麻酔を併用しますが、その後は痛みはないため、怖さもほぐれてからは、意識がある状態です。そこでどのようにこの長い時間をすごすか、参考にしていただければと思います。
手術の内容的にちょっと患者さんのお写真を出しにくい都合もありまして、1日の診療が終わって疲れ感が否めない、くたびれた私がモデルとなってます。見苦しいことをあらかじめお詫びしておきます。
①スマホいじる
スマホをいじるの、全然オッケーです。下半身を預けてるだけですので、どうぞネットショッピングでも、LINEでも、ゲームでもお楽しみくださいませ。術者に失礼とか全くありません。私も足のマッサージしてもらいながらスマホで仕事してたりしょっちゅうです。全然気になりません。そう下半身の清潔操作とは無縁ゆえ、目周りの手術なんかとは違いまして、割と上半身で自由に過ごしていただけるのがこの手術の特徴でもあります。
②雑誌・本を読む
雑誌や本を読みながら過ごされている方ももちろんいらっしゃいます。読書好きの方は小説なんか夢中で読んでいただくのが、気がまぎれるそうです。私は恥ずかしいことに読書が比較的苦手ですので、私なら頭使わずに読める雑誌かなというところですね。文庫本でも、でっかい雑誌でもなんでもOK。そう、当院は、総合病院ではないので、面倒な細かなルールはあまりないので、大概持ち込み可、趣味などでリラックスして過ごしてほしい。
③イヤホンで音楽聴く
イヤホンだと自分の世界に浸れていいかも知れません。一応オペ室にも音楽システムがありますが、音楽に精通しているスタッフは多くないため、そして私も疎いもので、気の利いた音楽は残念ながらほとんどないです。カフェみたいな音楽とか、ここどこ?みたいなちょっとそぐわない音楽も多く、リクエストにはお応えできるようにしてはいますが、周りをシャットアウトするイヤホンだと嫌な手術の音もなく快適ですよね。目元のタオルもご希望かどうか毎回確認してます。
④目元タオルで寝てしまう
前日に夜更かしして、もしくは緊張感出して寝れずにおいて、術中に寝てしまうのも、もちろんありです。ねれるのが最高かもですね笑。
⑤ひたすら喋る
喋ってるのが一番気が紛れるという方は、私は話上手とは言えませんが、ぜひお話しさせてください。患者さんのお話は、いつも私にとっては新鮮で、いろいろお伺いするのも大好きです。非常に神経を尖らせて行う場面では、私も急に無言になりますが、そこそこ喋りながら手先はしっかり動かすことも可能です。優しいナースもついてますので、何なりと。
とかしているうちに、あっという間ではないかも知れませんが、少なくとも痛みなく、徐々に緊張感もとれて、手術は終わります。
おまけの症例写真
では最後に、症例写真。術前と術後1ヶ月の様子です。副皮の縮小がメインの症例です。すっきりとおさまり良くなりましたね。きっと快適に過ごされていることと思います。貴重な写真を提供くださりありががとうございました。
少しでも快適に手術を受けていただきたいので、術中こんなことしてていいですか?があればぜひお聞かせくださいね。痛い思い出ができないように、怖い思い出にならないように、すっかり手術のことを忘れるような、そんなサポートができたら私も嬉しいです。