婦人科形成のお話その⑦婦人科形成の失敗・術後トラブルってある?修正手術の費用は?
- 2024年8月10日
- 婦人科形成(女性器形成)
またいきなりヘアーネタで恐縮です。今回はバッサリいったので患者さんにもスタッフさんにも、お!短い!と注目を浴びれたので大満足です笑。そんな院長自ら運用するブログです。(前置き)
大阪府高槻市のあゆ皮フ科クリニックでは、院長である私しか術者がいないこともあり(先生の当たり外れの可能性ゼロ)、また皮膚科・皮膚外科を本業としている安心感もあり?婦人科形成の手術を希望され多くの方が遠方からも御来院されます。10代の方から70代の方までいらっしゃいます。
若い方ですと、見た目であったり、擦れたり挟まったりのトラブル、また50代以降では、将来介護が必要になったときの準備という理由が多かったりします。VIO脱毛も清潔を保つのに役立ちますが、婦人科形成もまたニオイや蒸れなどの改善に役立ちます。
婦人科形成を行うクリニックは少ない?
婦人科形成は保険適応の手術ではないので、保険診療で研鑽を積んだ皮膚科医も形成外科医も産婦人科医も、なかなか婦人科形成の手術を学ぶ場がありません。基幹病院と言われる、大きな病院でも行なっていない手術です。よって個人開業医で婦人科形成を専門的に行なっている施設がまだまだ少ないのが現状です。だからこそクリニック選びがとても難しいですよね。
婦人科形成を希望される方は、なかなか周りの知り合いに相談しづらく、婦人科クリニックではこの手術はしていないと言われ、結果かなり自分で情報収集をせざる得ないという感じでしょうか。ですので、特に探して探して当院に辿り着く方、つまり今こちらを読んでくださってる方は情報収集能力がとても高い方に思います!
婦人科形成を検索すると大手クリニックばかり・・
婦人科形成で検索すると、まず東京中央美容外科TCBが出てきますよね?よく患者さんに伺います。そう、高額な広告費を支払う大手美容外科がトップに出てくるんです・・うちは小さなクリニックで、良いオペ器具や使う糸などに投資しても、患者さんに利益をもたらさない広告費を出し惜しんでおります故に多分一生広告トップに出ることはないと思います泣
安売りクリニックはどうなの?
また10万以下での大きな安売り広告してる大手クリニックが出てきますよね?あれはどういうことでしょうか?
そういうクリニックで見積もりをもらった方も来院されますが、広告の値段通りの見積もりは見たことがありません。新人さんのデビューオペで安かったり(このパターンは正直ではありますね)、実際その値段でできるオペは縫い目が綺麗にならないだったり、麻酔や栄養ドリンクと、色々なオプションが高かったりと、まあ色々あるようですが・・真相は闇ですね。
うちは特段の安売りもありません、極端なキャンペーンもありません。
でも他院術後トラブルも修正も、お困りな方の対応はいたします。
医師が手術にあたる充分な時間、介助についてくれるスタッフ、滅菌した機器、質のいい糸、もろもろの諸費用を考慮するとそこまで安くして集客する理由はありません。私にとってももう練習も必要ないので練習モニターも募集できません・・
今のところ広告を出さなくて、遠方から多くの患者さんが集まり、他院さんでの術後に思い描いた手術とは異なったということで、修正の相談に来られる方も少なくありません。
術後のトラブルとは?失敗とは?
急性期合併症(術後1週くらいの比較的早期に起こる合併症)
頻度としては、出血・血腫などが多いです
私自身手術にはかなり慣れているつもりですが、この手術に関しては、こと止血に気を使って丁寧に対応しています。おかげで今のところ自分で起こしたことはありませんが、もしナプキンに収まらないくらいの出血が術後生じている場合は、異常です。出血の具合でフレッシュな血がじわじわ出ている場合は、早期にもう一度縫い目を開けて血を止める作業をしたり、また血溜まりが大きく自然に吸収されない場合は血腫除去という処置をしないといけません。
あとは感染ですね。
でもこれは意外にも多くはありません。外陰部といえど、元々雑菌の多い場所だからか、術後翌日からしっかり石鹸洗浄しているとそんなに二次的に感染を起こすことはないので、過剰な心配は不要です。
2週以降、傷がある程度落ち着いてからの合併症
全体のバランスが悪くなった
デザインに左右差が目立つ
小陰唇がなくなりすぎた
ひだが血流障害で壊死した
ひだの端である傷縁がガタガタ・ボコボコ
などが多いです。
これまでの様々な傷跡治療経験をもとに修正の対応もしています
私は病院勤務医時代に、外傷や、整形外科や心臓血管外科や腹部外科の術後トラブル、傷が塞がらず、大きいえぐれた傷が残った、傷が開いてじゅくじゅくが続くなどに対する、創傷治癒遅延に対してコンサルを受けて、あの手この手で傷を治すことを専門的に行なってきたこともあり、自分で言うのもなんですが、割と『傷を閉じさせて治すこと』は得意な方です。
なんなら美容皮膚科も本業にしているため、傷を『より綺麗に』治すことも得意というか、日々診療において意識していることです。
婦人科形成以外の領域においても、傷は塞がっても色素沈着が残る、炎症後紅斑という赤みが残る、これらに対しても敏感に反応して、できるだけのことをしようと提案はしています。
ですので、これまでの色々な傷に対して行なってきた治療経験を総動員して、可能な限り婦人科形成の術後トラブルにも対応させていただいております。
料金について
修正代金については、通常の婦人科形成の費用に対し30%の追加費用をいただいておりますが、特に汚い組織を掃除して(デブリードマン)、傷口を整えて再縫合するであったり、通常よりデザインに困難や時間を要するケースにおいて必要になります。
一方で、初回手術と変わらないやり方で追加の色々を要さず、手術できると判断した場合には、特に修正の追加料金は発生しません。
最後に
術後お困りの方ももちろん修正等のご相談させていただきますが、こうしてブログにアップすることで、初回手術で大手のカウンセリングに行くおつもりの方も、ぜひ術前に一度当院にもカウンセリングでご相談くださいませ。
実際のお見積もりを受けて、施術するドクターに会って話して、そしてゆっくりおうちで検討して手術を意向を固めていただけますと嬉しいです。こちらのブログにも婦人科形成の記事を複数アップしてますので、カテゴリー:婦人科形成 からぜひご覧くださいませ。
そしてこの手術は緊急性がありませんので、他と比較してください。他でカウンセリング行ったけど、縫い方は違うのですか?などお気軽に聞いてください。自由診療は比較して患者さんが選択決定するのが当たり前なので、全然失礼な質問だとは思っておりません。
明日がもっと楽しくなるような、人生のお手伝いをしたい、それが私の仕事のやりがいです。御来院お待ちしております♡