こんにちは。大阪府高槻市の皮膚科と美容皮膚科のハイブリット診療を行うあゆ皮フ科クリニック院長の菊澤亜夕子です。

今日は美容機器の紹介です。ついに入りましたよ〜！たるみに対して、メスを使わず、切らずにアプローチできる新機器、デンシティ♡やっとこさ当院でメニュー化できました。パチパチ。

私自身40代に突入しとにかく気になるのはたるみ。肌をピシッとさせたい、口周りのだるんとした、ポヨンとした感じが気になるし、タスケテこの輪郭・・・。私がきっと誰より待ち望んでました機器、無事にお迎えできました笑

嬉しそう！そう嬉しい！めちゃ嬉しい！これで5年後に、今より若い輪郭保てそう笑、なんて本気で思ってる

デンシティとは？の前にRF（高周波）機器とは？

たるみに対しての美容機器といえば、昔からある有名どころで言うと、大きく分けて二つ、RF（高周波）機器とHIFU（ハイフ高密度焦点式超音波療法）があります。それぞれの機器の特性がありますが、RF（高周波）機器は、じんわりと皮膚の深層に熱を入れて、ぎゅぎゅっと三次元的に皮膚そして輪郭を引き締めてくれる機器です。

RF（高周波）機器の元祖は、サーマクールという機種になります。長年サーマクールがひたらすら君臨してきましたが、近年RF（高周波）機器が大変注目され大人気となり、あちこちのレーザー会社から次々とたるみ治療器としてRF（高周波）機器がローンチされました。私も、欲しい欲しい、さあどれにしようかと、じっと静観してきましたが、この度あちこちデモを受けた結果、韓国のJeisys（ジェイシス）社のデンシティという機器を選びました！

デンシティはどんな悩みに応えてくれる？

✔︎お顔のたるみをダウンタイムなしで改善したい
✔︎フェイスラインをシャープにしたい
✔︎口横のだるっとした感じをスッキリしたい
✔︎肌にピシッとハリを出したい
✔︎二重あごを改善させたい
✔︎マリオネットライン、ほうれい線を目立たなくしたい
✔︎毛穴を引き締めたい
✔︎小顔効果を出したい

でも『手術はいやです・・』『人知れずキレイになりたい』という方向け

ただ、フェイスリフトの手術をしても肌のしっかり感、弾力、ハリなどは改善させれらないので、もうどんな方でも、たるみが気になるかたにはお勧めできる機器ともいえます。

デンシティの作用と美容治療としての位置付け

ちょっと自分で、熱量を調整しながら、あーだこーだと打ち方を変えながらカスタマイズ照射できるように練習しています。痛みを強く感じる場所なんかもこうして確認することで把握しつつ、効果的な部位に重ね打ちする工夫も検証します。（なおセルフ照射は火傷のリスクがあり危険で推奨はされません。自己責任のもと試行錯誤してます。）

こんな具合に、スタンプ式にポンポンと１箇所ずつチップを押し当てながら、皮膚の深部（真皮から皮下組織）まで、じんわりと熱を届ける機器です。

即効性のある一次効果：直後からの変化

RF高周波による加熱によりコラーゲンと繊維組織の収縮が起こり、キュッと引き締まります。非常に効果がわかりすく、この即効性のある嬉しい変化がこの機器の魅力の一つですね。

二次効果：施術後1-2ヶ月からの変化

これが本来の期待すべき効果ではありますが、1−2ヶ月かけて、熱刺激を受けた皮膚組織は、組織修復を行おうと反応します。怪我したら、傷が治ろうと勝手に体が働きますよね。あれです。そうすると皮膚の弾力のもとなるコラーゲンの再構築が起こり、3次元的な組織の収縮が起こり、さらにお顔がキュッと引き締まります。ついでに嬉しいのは、他のRF高周波機器との違いでもありますが、それらの輪郭の引き締まりに加えて肌のハリやツヤまでの改善が期待できます。

引き算〜引き締め算の治療

じゃあ、もうデンシティだけしてればたるみの治療は万能か？というとそういう話ではありません。加齢とともに、人間の顔は、骨がやせ、皮下組織が減り、靱帯が緩み、皮膚も弾力を失い・・という様々な変化があります。それに対して、ボリュームロスである痩せに対しては補う治療、足し算である、ヒアルロン酸注入などが有効な治療になります。一方で、下垂してきた不要な部分の皮下組織(脂肪)に対して減らすための引き算治療と、弾力低下した組織に対する引き締め治療が得意なのが、デンシティの役目ということになります。

加齢に対しては、さまざまなコンビネーション治療でアプローチするのが美容治療の基本です。ですので、しっかりデンシティの役回りを理解して治療をするのがお勧め！

やっぱり嬉しい！早くたくさん治療したい！しつこい写真で恐れ入ります。

他のRF高周波機器との違い、デンシティの売りはここ！

現在大流行りのRF高周波治療器ですが、他の会社との違いはどこか。これは随分とマニアックな話にはなります。実は、元祖サーマクールの後継機というだけではなく、当然後から新しく作られた機器なだけあってプラスアルファの機能が追加されました。

それは、通常のRF高周波治療器はモノポーラ型（単極）なのですが、デンシティはバイポーラ型（双極）の電極を有しています。熱の入れ方の違いなのですが、高周波により真皮の深い部分から皮下組織にかけて加熱されるのに加えて、高周波が皮膚の表層近くを真皮の浅い部分まで加熱する機能を兼ね備えているんです。イメージもわかないし、そんなに詳しく理解する必要もありませんが、要は、深いところから立体的にキュッと引き締まる輪郭への効果以外に、皮膚自体もピシッとハリが出て毛穴まで引き締めて肌の質感が良くなり、表面のちりめんジワ、小じわにまで嬉しい作用がありますよ！ということです。

　　　二つ合わさって⇩モノバイ技術

説明が下手すぎて、イラストを引っ張ってきましたが、これもまた大してよくわかりませんが、気にしなくていいと思います←

モノポーラ+バイポーラ（モノバイチップ）なら輪郭スッキリしたい、引き締めて自然なリフトアップしたい、以外にせっかくなら表面のちりめんじわ、小じわ、たるみ毛穴までも改善させたい、と言うワガママでアプローチできる機器ということですね。最高。

デンシティ施術の実際

痛みは？

部位によって、熱量の設定によって痛みは多少あります。熱量を下げると無痛で行うことも可能ですが、しっかり効果も出したいので、我慢できるレベルで、ちょっと熱いかも・・くらいのレベルで行います。また麻酔はなしで行います。一番の理由は、火傷の回避のためです。疼痛感覚が残ってる中で、我慢できる範囲で行います。逆にいえば極端な痛みがあればすぐに気づけるように行うことが安全の担保になります。

施術時間とダウンタイム

ショット数にもよりますが30分前後。何と言ってもダウンタイムが基本ないのが特徴。若干赤みが出たりすることもないとはいえませんが、基本施術後は何事もなかったかのように帰宅して、すっぴんでおうちにいても、旦那さんにも気づかれない。みたいな治療です。

即効性のある機器ではありますが、じわじわ月単位で引き締め効果が出るので、周りに気づかれることはほとんどありません。こっそりと若返りができて最高です。もちろん効果で言うと外科的なフェイスリフト手術とは違いますが、実感度も高い機器です。

合併症

医療行為ですのでリスクゼロとはいえません。赤み、痒み、毛嚢炎、火傷による水疱、発赤、ひりつき、色素沈着、色素脱失、傷跡などです。

症例写真

当院の30代スタッフ。施術前と施術直後のお写真比較。

すごくいい感じ。フェイスラインがなんとも自然にシャープになっています。では正面。

髪の毛じゃま。なのはちょっとさて置かせていただいて、下顔面の輪郭に注目すると、やっぱりスッキリ。写真を縦に並べて見ても←やっぱりいい変化。顎下の肉が・・キュキュッと。

美容皮膚科の治療っていいな〜と改めて思わせてくれるビフォアフ写真でした。私もしっかり受けましたが、写真の撮影があまりイケズで、前後の撮影方向が揃わず詐欺かと思われそうなので、今回は露出を諦めました。（撮影者：母ごめん。）

ちなみに本症例の施術は当院の頼もしいナース達です。引き続き、今月いっぱいトレーニングに励んでいただきますね。

ぜひ受けていただきたい、たるみ治療器デンシティのお話でした。6月からの施術予約の受付を開始しました。お手数おかけしますがお電話でお願いできると助かります。お待ちしております♡

ジャン。締めは、やっぱり私とデンシティ。これで最後にします←