涙袋ヒアルロン酸のダウンタイムは?内出血する?自分に似合う?グラマラスライン術後できる?
- 2024年11月25日
- ヒアルロン酸
大阪府高槻市の皮膚科と美容皮膚科のハイブリット診療を行うあゆ皮フ科クリニック院長の菊澤亜夕子です。
今日は前項に続きまして、涙袋ヒアルロン酸のいろいろについてお伝えしてみますね。涙袋ヒアルロン酸といえば、切らずに行える手軽なプチ整形として代表的な施術の一つですね。
こんな感じで、涙袋がぷっくりすると女性らしく可愛い印象になります。
こちらの記事にも少し記載しましたが、下まつ毛のすぐ下のところに、細い管を使って、ヒアルロン酸というジェル状の注入剤を仕込むことで、涙袋をふっくらさせます。5分程度の短時間の施術で直後から変化を出すことができ、メイクで涙袋を書いている方にとっても時短メイク!に楽できます
涙袋ヒアルロン酸のダウンタイム
気になるダウンタイムですが、基本はほぼないです。
内出血の頻度は?内出血の対策について
運悪く内出血した場合にはその程度によって、数日から2週間程度消えるのに時間がかかってしまいますが、頻度的には10人に1人もいないくらいの印象です。とはいえ、とっても大事な用事がある方は、内出血の有無に一か八かをかけるのはお勧めしないので、ご予定の2週間前に済ませておくことを推奨いたします。
内出血への対策として私が行なっている2つ。1つ目は目周りに細い血管が多く走っている方に対しては、少し患者さんには眩しいですが無影灯という手術用のライトの元で行い、とにかく目を凝らして避けうる血管は全て避けて、目の外側にほんの一点だけ針を刺します。針穴については、片側1点のみの使用に留めます。そして2つ目の対策は、針を使って1点皮膚に穴を開けたあとは下に示すような、従来の針とは異なるマイクロカニューレという、先端が丸くなった針ではなく、極細の管を用いて下まつ毛の直下にスルスルと通しながらヒアルロン酸を注入していきます。この『スルスル』がまた重要で、限りなく小さな圧力で注入できる層を探ることで組織へのダメージは最小限にするように努力しています。とにかくマイクロカニューレを使うことで何度も目の下の特に内出血しやすい場所に何度も針を刺すことを避けることが可能で画期的です!
マイクロカニューレは先端が丸くて尖っていないので血管を傷つけない上、シナリがあるので、ある程度血管を避けながら組織を傷つけないようにしながら挿入することが可能です。当院ではマイクロカニューレの中でも最も細い30ゲージと言われる極細カニューレを海外から仕入れて使っております。
腫れるの?腫れません
ヒアルロン酸注入のダウンタイムとして「腫れ」がありますが、これは部位や注入量にとても大きく影響します。例えば唇が誰がどうやっても絶対に腫れます。ちょっと針を刺すとすぐに腫れます。ところが涙袋のヒアルロン酸は腫れません。直後から綺麗に仕上がることがほとんどです。初めに出したお写真も直後です。そしてすぐに翌日萎むこともなく、そのままの形状を維持してくれます。製剤や個人差がありますが半年、1年と比較的持続も良い部位になります。
他の合併症
針を使った施術なので、感染症のリスク。ヒアルロン酸なので、アレルギー、しこり、血管塞栓(重要な血管は走ってないので部位的には非常に稀)など。
涙袋ヒアルロン酸が似合うタイプ
お顔立ちや雰囲気によって二重幅や、上品さ、華やかさなどを加味して、皆様に似合うように入れることが可能かと思ってます。
注意が必要なタイプ
①目袋と言われる、眼窩脂肪が少し突出し気味の方
形が綺麗にぷっくり形が出づらかったりします。注入前に予想がつきますので、その辺りはご指摘させていただき、相談の上対応しています。
②皮膚の弾力が低い方
皮膚が少し皮だるみして、少しクシュっとシワっとしてる方は、パーンと皮膚が張っているような皮膚の弾力がある方に比べると少量で形が出にくい傾向があります。これについても事前に判断がつきますので、相談させていただきます。
③グラマラスライン、タレ目形成術後の方
術後の方はできるだけ、ご申告いただけると助かります。グラマラスラインをしている方は、下の写真の赤い部分に傷があり、周囲の組織が瘢痕と言って固くなっている傾向があります。
もちろん手術からの経過期間や術中操作の具合によって、組織への影響の程度にはとても差がありますので、全例において注意が必要というわけではありません。ただ、組織が固くなっている場合は、マイクロカニューレを通すのが難しいため、先の尖った鋭針と言われる従来の針を使って調整させていただきます。また部分的に固くなったところにうまくヒアルロン酸が均等に流れてくれず、形に凹凸ができてしまうこともあり、その場合は無理に調整しようとすればするほどに凹凸感が際立つこともございますので、適宜お鏡を見ていただき、限界点をお伝えして相談しながら極力不自然にならぬよう施術しています。
涙袋ヒアルロン酸の痛み
かなり個人差がございますが、どうしても針を使うのでゼロにするのは難しいのですが、恐怖心が強い方には笑気麻酔の併用をお勧めいたします。局所麻酔についてはご要望がございましたら、対応しますが、やはり麻酔のチクッとが痛いのと、針穴1点のチクッとの痛みと麻酔痛みが変わらないので、通常は麻酔の注射は無しで行なっております。施術時間は5分程度で、施術後に痛みが残ることはありません。痛みが特別心配な方について事前に相談くださいね。
事前に電話でご連絡いただければ、当日施術も対応いたします。ご来院お待ちしております♡