笑顔の調整ボトックス〜ガミーボトックスの症例写真編〜
- 2024年8月30日
- ボトックス
大阪府高槻市のあゆ皮フ科クリニックの院長菊澤亜夕子です。今日も院長自らブログをこしらえております。
これまでにも何度かボトックスのお話をしてきましたが、ボトックスの中でも、特にボトックスらしいボトックス(技術を総動員した口周りのボトックス)の一つ、ガミーボトックスの紹介です。
そもそもボトックスは筋肉の調律を行う注入治療です。口周りはいろんな方向に筋肉が絡み合って綱引きの如く引っ張り引っ張られをしているところです。うまーいことここの強すぎる筋肉を少し弱めることで、表情のコントロールしいては印象の改善をもたらすことができます。
この笑顔を調整するボトックス、私の大好物であります。
お口周りの調整ボトックス:症例写真
20代女性。笑った時に歯茎が見えてしまうのがお悩みでした。口周り、頬の周り、全体的に筋収縮が強い印象を受けます。笑った時に上唇が捲れ込んで薄く見えてしまうのも、鼻腔の横への広がりも、やっぱり筋肉の動きの影響。
ちなみに笑顔で上の歯茎が見えるのはガミースマイルと呼ばれる状態です。これはこれでチャーミングでもありますが、気になる場合は調整が可能です。
今回は綺麗系イメージの強い女性ですので、より彼女らしく上品な雰囲気を意識した注入を行なっております。上唇鼻翼筋、鼻中隔下制筋、広角下制筋、おとがい筋などにボトックスを注入しお口周りの調整。ついでに額、眉間、あごにも注入し、お顔全体の筋肉を調整しております。
全力笑いの1枚ですが、施術後はより自然で柔らかい気品のある笑顔ですね。鼻腔の広がりや上唇のまくれ込みも解消され、口周りの過緊張による頬のゴツゴツ感や皺も全体的に和らいでいます。これでどんな時も思いっきり心から笑っていただけるはず♡
ついでに眉間の隙間も少し開いて、眉が下がりなんとなくきつい感じが穏やかになり、そして額もつるんと仕上がりました。
ボトックス治療とは
このようにボトックスは、印象を良くする、そんな治療です。顔が変わるわけでもなく、なんとなーく柔らかで上品な、感じのいい、そんな印象操作ができてしまう、美容医療に欠かせない唯一無二の存在、ボトックスですね。
ついでの肌治療
実は同時にニキビの保険治療も改善し肌状態がとても良くなりした。残念ながら撮影条件の若干の違いによる肌の見え方の違いがありますが、加工などをしておらず、患者さん自身も肌の質感、印象を改善をしっかり実感していただくことができました。
実際の注入手順と風景
①まずは表情筋を使った状態での写真撮影
②ボトックスはメイクオフまで不要です
③マーキング:私が筋肉を動かしてもらって強さや動きの具合を確認しながら、マーカーで注入部位に印を入れます↓
④しっかり患部を消毒をします
⑤いざ注入:お一人お一人の表情筋に合わせて、深さや量を調整しながら丁寧に注射していきます。通常の医療現場では用いない34ゲージという極端に細い針を使うことがほとんどです。直後は少しポコつきますが、数時間で吸収されてしまいます。
⑥お化粧直し:針穴以外は直後からメイク可能です。針穴は2時間メイクを避けていただきます。
私好みのボトックス
いわゆる整形というような、違う顔につくり込まれたわけではなく、むしろ今の方が、筋肉がリラックスしてより自然で、元からそうであったかのうような変化を出すのが、私の好みです。手軽な注入治療で、しっかり、でも不自然感の一切ない美容皮膚科治療。こっそり綺麗になって、明日がもっと楽しくなりますように・・
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ボトックス
合併症:
笑いづらさ、違和感、左右差、内出血など
料金:
韓国製1部位12,000+税、米国アラガン社製1部位¥18,000+税〜
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