肌育治療ってご存知ですか？

ヒアルロン酸やボトックスにようにシワを無くして顔の印象を変えたり、輪郭を変えたり、法令線を埋めるような治療とは異なり、お肌のエイジングケアや肌質改善を目的とした治療です。

肌育注射は、皮膚に肥料を巻いて、水分を与えるような、そんなお肌の土台となる治療です。いくら良い種を蒔いても、荒れた畑で綺麗な花が育たないように、肌育注射によりその土壌を耕しておくことで、その後に行うレーザーや機器治療などもより効果的なものとなります。

シミを消す、くすみをとるという表面のお色味の調整のみならず、お肌自体のコラーゲンやエラスチンを増やし弾力を出して、水分を与えて潤いをもたらし、お肌を元気にすることで、より健康的で若々しい状態に見せていく、美容のスタンダードともなりつつある肌育治療。

肌育治療の色々

・架橋ヒアルロン酸（リフトアップを目的としたヒアルロン酸より柔らかく肌に馴染むもの）
・非架橋ヒアルロン酸
・ECM製剤
・PN (ポリヌクレオチド)製剤
・ペプチド
・アミノ酸
・ビタミン

など聞きなれない成分が多いかとは思いますが、様々な肌育製剤があります。どんどん新しい製剤が登場しているのです。

ボライトとは

ボライトはいくつかあげた肌育製剤のうち、成分としては架橋ヒアルロン酸となります。

架橋ヒアルロン酸は、硬さ（架橋レベル）によって色々な種類があり、リフトアップしたり、顎の形成を整えたりやほうれい線を埋めるような硬い製剤が主ですが、中でも新しい製剤としてとっても架橋レベルの低い、つまりやわからく肌馴染みのいいヒアルロン酸がボライトです。

お肌の浅い部分に細かく細かく注入することで効果を発揮します。

どんな肌悩みに応えてくれるの？

・乾燥、保水力を高めたい
・小じわ
・肌荒れで化粧ノリが悪い
・肌のはり・滑らかさ
・自然なエイジングケア
・口周りのカーテンじわ
・鼻下のシワシワ

のようなたくさんの肌悩みに応えてくれます！ひととおりのレーザー治療などでシミやくすみといった肌の色味が改善したのに、やっぱりなんだか肌に元気がないな・・だとか、ナチュラルに肌の若返りがしたいだとか、そういう方にご提案することも多いです。

今回は当院でもとても人気の高い治療の一つでほぼほぼリピーターになるボライトについて紹介します。

症例写真１

お写真左がボライト注入前。右側が額と頬に3ccのボライト注入1ヶ月後です。

 

小じわが減ってなんとなく、肌が元気、お顔が元気！な印象が伝わるでしょうか。輪郭そのものは変わっておらず鼻が高くなったり、そんな変化はありませんが、なんとなく額の皺が減って、肌に活力があり、目力が沸いて、お疲れ感が減ってる、そんな自然な変化ですね。

症例写真２

お写真、左から注入前、額・両頬にボライト3cc注入1ヶ月、4ヶ月、2回目の注入後8ヶ月です。

だんだんと赤みが減っているのがわかりますね。元々乾燥肌と赤みがお悩みの方ですが、中から潤おい、保水力を貯めることで赤みが薄らいでいます。

このようにナチュラルながら、しっかり変化を与えてくれるボライト注入。

方法

実際には、麻酔クリームを30分程度塗布しこんな具合に、細かくマス目に医師が手打ちで注入します。ちょっとチクチクがないわけではありませんが、激痛は伴いません。ご不安な方は笑気麻酔を併用いただいております。

首の横ジワにもボライト

これまで治療があまりなくて、アプローチの難しかった首のしわ。これにもボライトが有効です。ただし首は特に注入手技が問われる部分。細かく丁寧に、程よい深さに程よい量を入れ、シワの窪みを立ち上げるべく、注入方向にこだわりを持って行うと、結果が出ます

症例写真３

お写真、左側から注入前、注入後1ヶ月、注入後４ヶ月。

皺が浅くなってますね。もう一回追いボライト（2ヶ月から6ヶ月程度でボライトの追加注入）を行うとおそらくさらに変化が期待できそうですね。

実際の手技はこのように、やっぱりチョコチョコ細かく針をしていきます。そして首は案外痛みの強くない部分です。

痛み

麻酔クリームを塗れば大概大丈夫ですが、心配な方は笑気麻酔の併用でさらに楽になります。施術後は痛みは残りません。

必要量の目安

額：1本
両頬：2本
口周りのカーテンじわ：1〜2本
顔全体：3〜4本
首：1〜2本

所要時間の目安

1本15分、3本30分程度

効果の出現、持続期間

３週間程度で効果出現、4ヶ月をピークに9ヶ月の持続

ダウンタイム

顔は2−3日、首は１週間程度　ポコポコしたり、内出血が気になることがあります。

リスク

感染、アレルギー、血流障害など

まとめ

お肌の土台治療のボライト！お肌に元気を与えて、気持ちも元気になれたらいいなと思います♡

肌育の相談お待ちしております。製剤の適応については、カウンセリングでお伝えします。