良い美容皮膚科の選び方〜おすすめの美容皮膚科って?〜|あゆ皮フ科クリニック|高槻市の一般皮膚科・小児皮膚科・皮膚外科・美容皮膚科

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良い美容皮膚科の選び方〜おすすめの美容皮膚科って?〜|あゆ皮フ科クリニック|高槻市の一般皮膚科・小児皮膚科・皮膚外科・美容皮膚科

良い美容皮膚科の選び方〜おすすめの美容皮膚科って?〜

そもそも美容クリニック選びは難しい

しばしば遠方の知人に、「どこの美容皮膚科行ったらいい?」「どこの美容外科でオペしたらいい?」「いい先生知らん?」って質問されます。

実は美容を専門的にしている私もこの質問は結構悩ましくて、難しくて、知人にも「ここがいいよ!」なんてズバッと答えられた試しがありません。というもの、自由診療という、値段も自由、メニューも自由なんでもかんでも自由な医療は保険診療と違って、はっきり言って選ぶのはちょー難しい!

やはりクリニックとの相性なんかもありますし、クリニック紹介しても誰が担当するかで変わるし・・重視するポイント、受け手の好み、もう色々考える要素が多すぎるー

1回でガッツリヒアルロン治療するなら私のことにぜひ♡とか、婦人科形成なら、1回のオペだし、私のところ来るしかないかな笑、なんて遠慮がちに答えますが← 基本は、次のような情報をお伝えして、ご自身でお決めになってください的な回答にならざるを得ません。

家から近いのは大事

大前提として、美容皮膚科は基本的に通院治療でコツコツとやっていくものだから、ある程度通いやすい立地が大事です。美容外科も何かトラブルがあった時のことを考えるとやはり近いに越したことはない。

ということで、今日は皆さんが、皆さん自身が、ある程度家の近くで美容皮膚科・美容外科を選ぶ上で、知っておいて損はないポイントくらいでお伝えしてみます。

ポジショントークであるという前提もお忘れなく・・

そしてこういう話はどうしてもポジショントークにならざるをえない部分もあり、本音で正直にいうのですが、やはり皮膚科医として10年以上経験を積んで、個人の美容クリニックをメインとして経験を積んで個人クリニックを開業した私の立場からの考えがあるのでそこはお許しください。

今回は、美容クリニックの選び方なんてネタで1時間は語れるくらいなのですが、いくつかまとめました。

美容クリニックには大きく分けて二つあるということ

多店舗展開の大手クリニックと個人経営のクリニックですね。最大手といえば今は湘南美容外科ですよね。昔は品川美容外科なんかも有名でしたが、ああいう地域のあちこちに分院を持つのが大手です。

大手と個人クリニックの良し悪しがあり、もうここは個人の好き好きだと思いますが、その特徴は知っておいた方が良いです。

大手美容クリニックの特徴

若い先生から経験のあるベテラン先生までとにかくたくさんの先生がいるので、腕も経験もセンスあって、相性もいい先生に当たればすごくいい。けど、どうしてもどの先生に当たるかという少し運の要素もあります。そこは知り合いの紹介で、誰々先生を指名で行ったりすれば問題ないと思いますが、そんな簡単に紹介してもらえたら悩まないですよね。

大手は仕入れの都合もあって、安くで機械や薬剤を調達できる分、安くで医療を提供できる側面もあると思います。レストランで言うとセイゼリアなんかもそうですが、大手のなせる技であれだけ安く出しても、経営として成り立つのがすごいです。

一方で大手では強烈なカウンセラーさんを入れて、患者さんのためにではなく、売上のために無理に施術を進めてくるところもあるのでそこは注意が必要です。アップセルと言って、メニューを複数用意し、安い広告のメニュー(電車なんかにある、しみとり500円〜なんていう激安広告です)で客引きして、実際にはランク高いものを選ばせるようなことも多々あるそうです。

予算を決めていったけど、体のことなので安いメニューのリスクなどを聞くと不安にもなるし、より持続がいいもの、よりきれいになるものを提示されると高くても選ばざるを得ないとですよね。レストランでは、高いコースを提示されても、ちょっと我慢して今日のランチは一番安いAコースにしようとかありますが、人間の体の手術となるとそういうふうにはできませんよね。そして、よりよい術式がたまに法外な料金であったりするのも大手です。

私が勤めた先や当院では無料や千円であった、オプションのちょっとした麻酔の値段が、あるところでは五万円だったなども、実際に患者さんの明細を見て私が知った話です。麻酔の相場なんて普通わからないのでつけ込まれたとしか言わざるを得ません。また無駄なオプション、例えば術後に早く回復するように栄養ドリンクを買わされたり、いろんな話は聞きます。ただ大手でもそんなところばかりではなく、正当にやっているところもたくさんありますが、そこを選ぶのがやはり難しいので、大手の場合基本当日の施術やコース購入はせず、一旦帰宅して本当にしたいかどうかを考えて、後日契約するのも一つでしょうか。

個人クリニックの特徴

次は、個人クリニックの場合です。オーナー医師が院長をしているところ、それ私ですが笑。あゆクリニックの院長の名前があゆこなら当然オーナー医師の院長ですよね。個人クリニックというのは、小さな個人レストランと同じで、ある程度修行して、技術も身につけ、トラブルも自ら対応できる力を持って独立開業しているので、練習台とか経験が浅いなどそういうリスクはありません。何かあった場合も、自ら対処しないといけない責任をしっかり持って医療に取り組んでいるので、それは患者さんにとっても安心感になると思います。大手のような医師が逆らえないルールはなく、全て院長の裁量なので、細かな点で融通を効かせることも得意です。私も開業して患者さんのニーズや困りごとで、それに対応すべくメニュー化したり、一人一人に最善を尽くしやすくなりました。

また個人クリニックで法外な金額なんか提示して、それが公になったらあっという間に倒産してしまうので、基本個人クリニックでは、強引なカウンセラーさんや法外な金額なんかのリスクはほとんどないと思います。私自身、目先の利益のために患者さんから法外な金額を取るなんてしたくもないけど、ある意味経営上怖くてそんなことできません。

ですので個人クリニックで、院長指名すれば大きく外れることは基本ないと思います。個人クリニックで院長以外の先生や、大手で良い先生に当たる可能性も十分にあるとは思いますが、やはり選ぶのは難しいです。一度カウンセリングでお話ししてみて相性を確認して、この先生なら何かあった時にも、誰がやっても起こりえたリスクだし仕方ないと・・思えるくらいの信頼できる先生を選びたいですね。

美容外科の先生も個人で独立開業している先生は、自信を持って医療が提供できるというタイミングで独立されていますので、大きく外れることは少ないと思います。もちろん流行っている先生ほど、美容外科手術の数をこなされるので、一定の確率で生じる合併症患者の数も増えるので、検索されればトラブルなども少なからずあると思いますが、たくさん経験した証拠でもあると思います。

結局大手美容クリニックと個人クリニックどちらがいいの?

結局一概に大手がいいとか個人がいいとか言いにくいのですが、個人はいつも同じ先生が、ある程度ベテランの先生が対応してくれるけど、大手と違って、法外な金額もない反面、格安にしたりは経営上できないという側面もあります。

ただ注意してほしいのが個人経営の中にも最近はオーナーが非医師で、管理医師として医師が雇用されてる場合があり、これは注意です。利益重視の部分が明らかに強く、色々な事業を手がけてある程度資金力のあるオーナーがお金儲けの手段として医院経営をしてみた、みたいな動機が多かったりします。すべてがとは言いませんが、私はあまり良い印象を持っておりません。ホームページだったりで確認して、院長の顔が見えにくクリニックには、非医師オーナーのケースが紛れています。

医師の経歴の見方

あと、大手であれ個人であれ医師の経歴をみるのも一つ大事なことです。何年にどこを卒業して、どこで研修してといった時系列の経歴表ですね。年が書いてない先生は書きたくない理由があったりします。卒後2年間の勤務先や診療科目については、医師としてのはじめの研修期間ですので、専門外を含めて色々な科を回るので、そこもあまり見る必要はありません。数ヶ月見学した程度の診療科目を掲載してさも経験したかのように見せていたりするので、何度も言いますが医師として、はじめの2年の経歴はほぼ無視で良いです。3年目以降何をしていたか、これが大事です。

 

例)こちらの経歴、さも格好良く見えますが、大学卒業後、慶應で研修をして、そのまま保険診療のどの科目を選考することもなく、大手のクリニック院長になったと思われます。あくまで推測ですが。その間に、あちこちの病院で研鑽を積んでいたなら当然西暦と共に記載すると思うので・・

美容クリニックにおいてはやはり、ある程度保険診療の皮膚科や形成外科などの経験がある先生を選ぶのは無難かと思います。決して最適解とは言いませんが、無難ではあると思います。例えば皮膚科専門医は、最低5年ある程度の大きな規模の病院を含めた病院で皮膚科診療を専門的に行って、論文や発表の機会を持ち、試験に合格して取得できるのですが、何らかの専門医というのは少なくとも5年はその診療科でしっかり実績を積んだというざっくりとした条件はクリアしているので、専門医の有無はわかりやすいチェック項目ではあるかもしれません。

美容皮膚科は皮膚の知識があると、火傷トラブルの時の対応に慣れていたり、ほくろとりの時に皮膚癌の可能性についてちゃんと鑑別できたりしますし、美容外科のオペにしても形成的な知識があると、何かトラブルがあった時にリカバリーが上手です。そもそも形成は、癌や怪我である組織を失った時に、その機能を回復させたり補うべく再建の治療をするというのが専門です。

つまりトラブルシューティグについては、保険診療の経験がある先生は強いのと、基本的な人体への知識は深く、論理的思考は強いように思います。

ただ、研修医から美容上がりの先生でも、抜群にセンスが良かったり、細やかなオペが上手だったりもしますし、セルフブランディングやサービス業としての心得なんかはむしろ格段に上だったりするので、やはり良し悪しはあると思います。よって、これもまた経歴で絶対例に示したタイプがダメとは言えないのも事実です。あたりの先生もいます。

つまり、5年10年と病院での皮膚科や形成外科診療の経験があったり専門医がある先生は、最適解かどうかは不明ですが、無難だとは思います。美容外科手術の仕上がりがどちらが上手か、なんていうことはやはり一概には言い難いですので、何かあった時によりしっかり対応してくれるという安心感は大切だなと思う次第です。

SNSが下手でも医者として優れている先生はたくさん隠れている

最後に・・・SNSが上手な先生ほど目立って、いい医者に見えますし、そういう先生はわかりやすいけど、医者ってそもそも広告の力とか高い人は多くはないので、SNSをしていない堅実で頼れる医師もたくさん埋もれています。そういう先生は口コミ以外で探す方法は難しいですが、ホームページの経歴もぜひ見てみてください。そういう先生は派手に広告しなくても患者さんが集まるし、広告費分も安くで医療が提供できるんだと思います。安くて、腕のいい先生をホームページで探してみて、カウンセリングを受けてみるのも良いかも知れませんね。

自分で納得のいく合うクリニックを探してみることがやっぱり大事

検索したり、あちこちカウンセリングしたり、手間ではありますが、美容クリニックを選ぶためには無駄にならない労力だと思います。

皆さんが真っ当な美容医療を、真っ当なクリニックで受けていただいて、何かに対する大きな一歩を踏み出せたり、自信に繋がったり、新しい挑戦をする気持ちになれたら・・嬉しいです♡