赤ら顔・しゅさ(酒さ)・ニキビ跡の赤み・毛細血管拡張症の治療〜IPL光治療器 と赤みにすぐ効く塗り薬エリセゴゲル(ミルバゾゲル)〜赤ら顔治療の症例写真
- 2026年1月20日
- 美容ニキビ・ニキビ跡
こんにちは。大阪府高槻市茨木市のあゆ皮フ科クリニック院長の菊澤亜夕子です。今日は赤ら顔でお悩みの方必見!ということで、顔の赤みの治療をお伝えしようと思います。
そもそも顔の赤みと言っても様々な病変がありますが、クリニックでみる頻度の多いもの3つを順に挙げてみます。
顔の赤みざっくり三種類
①湿疹・皮膚炎による赤み
受診頻度のもっとも多い赤み。かぶれて腫れて赤い!花粉時期に顔がかゆい!アトピー性皮膚炎の調子が悪くて、赤くてガサガサ、ぶつぶつでた!というような炎症性の皮疹。これは調子に波があってここ1週間悪い、春先から悪いなどの症状で、触ってざらっと触れたり、皮膚が厚くなっていたり、ぶつぶつと盛り上がりがあったり、痒みなどの症状をしばしば伴います。このタイプの赤みは、塗り薬を中心とした治療になります。
②酒さの毛細血管拡張症〜体質的な赤み
いわゆる「赤ら顔」と呼ばれるのがこのタイプ。火照りを伴うことはありますが、基本的には自覚症状はなくて、とにかく見た目に気になる赤み。寒い屋外から暖かい室内に入った瞬間ポッと赤くなる。でも皮膚を触っても何も触れない。痒くもない。季節や時期というより、タイミングによる赤みの増強があり日内変動をきたします。お酒飲んでるの?なんて思われてしまうこともある頬を中心とした顔全体の赤み。
③ニキビが治った後の赤み(炎症後紅斑)
炎症性の赤いぶつぶつとした、もしくは大きなゴツゴツとした赤い盛り上がりのあるニキビが治った後に、なかなか引かない平らで触ってもツルツルな赤み。いつになってもニキビが治りきらないと感じる時にはこの赤みが紛れてるケースが割とあります。

↑まだ炎症性のニキビもありますが平らな赤みがニキビ後の炎症性紅斑ですね。
②酒さなど毛細血管拡張症に伴う赤みと③炎症後紅斑に対する治療の紹介
①の方は、塗り薬を中心に保険診療で広くカバーできますので、今日は割愛。今日は下2つ②と③の治療について紹介です。美容皮膚科を掲げていない、総合病院の皮膚科や保険診療のみの皮膚科では、「顔の赤みが続いてます」と訴えたところで、これらの治療の手立てはほとんどありませんため、
👩⚕️(医師)「温度変化を避けてね」(患者さんの心:そんなんわかってるけど生活上風呂入らんとか、移動しないとか無理じゃね・・)
👩⚕️「スキンケアでトラブルのないように敏感肌用の化粧品を使おうね」(心:自分なりにスキンケア用品は色々試した上で刺激感を感じやすいから、すでに肌に優しいコスメを探してはいるのになぁ・・スキンケア選びも難しいし、とりあえず敏感肌はもう意識してるってば・・)
👩⚕️「擦らずに優しいケアをしようね」(心:泡で洗ってゴシゴシしないようにするだけで、赤みが治るはずないやろ・・)
👩⚕️「紫外線ケアをしっかりしてね」(心:日焼け止めも色々試したんだけどな・・紫外線の強弱によらず夏も冬も変わらず赤いんだけど)
👩⚕️医師より上記のアドバイスを受けてらっしゃる方も少なくないと思いますが、それは”治す“ではなく、“悪化因子を取り除く、悪化させないようにしする”、ためのアドバイスであって、症状を治すための方法ではないのです。なので、患者さんとしてはしっかり治したいのに・・・「そのアドバイスもうええって・・がっかり(悲)」となったこともあるかもしれません。
保険診療上は、②③のタイプの顔の赤みは、状態であって、機能的な障害は来さず基本見た目の問題として扱われます。ゆえに保険診療の対象外となり、実際特効薬の塗り薬がない・・ので、基本は自費診療・美容治療として扱う分野になります。
赤ら顔、ニキビ跡の赤み、血管拡張症の機器治療
そこで!今日はそれらの積極的な治療であるIPL(光治療器)による治療を紹介します。脱毛のようなイメージでピッピッとカメラのフラッシュが光るような感じで光を当てていき、赤みの元を壊していく根本的治療となります。


15分程度の照射で、ぱちぱちとした軽い痛みがありますが、通常麻酔などなしで行うことができます。照射後も、目立つ赤みやかさぶたなどのダウンタイムはなく、テープなどの処置も不要ですので、お化粧をしてもしなくてもそのまま何事もなかったようにご帰宅いただけます。

シミ取りレーザーのような熱量や破壊力ではないので、回数はかかりますが、2−3回程度で効果の実感が感じられますので、3−4週間ごとの頻度でまずは5回の照射を推奨しております。
赤み専用フィルターによるIPL治療症例写真
当院で頬の毛細血管拡張症(赤ら顔)でお悩みの方の症例(上記の②に当てはまるタイプ)、治療前後のお写真を提示します。お写真の提供ありがとうございます。



治療内容は『IPL5回コース+ホームケア』
左が治療前、右が治療後。赤みが引いて自然はお肌のお色味ですね。ここまでくると、普通にお化粧すれば、お酒飲んだん?と昼間っから言われることもないと思います。ニキビなど病的イベント後に生じた赤みは、新たなニキビなど炎症性の肌イベントさえなければ治療は終了できますが、体質的要素が強い場合は、コース終了後もメンテナンスとして2−3ヶ月くらいで時々IPL を当てて維持していくことをおすすめしています。コース後の特別料金もご用意しております。
今回使用した基礎化粧品の詳細
ZOスキンシリーズ;ジェントルクレンザー、トナー、ミラミックス、デイリーPD、BSサンスクリーン
即効性のある塗り薬:エリセゴゲル(ミルバゾゲル/ブリモニジン)導入しました!
そんなIPLの治療をしてる時間はないんだ。来週めっちゃ大事な婚活イベント急遽赤みをなんとかしたい!子供の結婚式の時だけとりあえず赤み減らしておきたい!みたいな、お急ぎの方、一時に改善したらいいかなという方向けの救世主的な塗り薬も、最近導入しました。

ブリモニジンという成分が、αアドレナリン受容体作動薬として、皮膚の血管を収縮させることで赤みを軽減させてくれます。欧米では、ミルバソゲル(Mirvaso)という商品名で広く使用されています。(なおステロイド外用剤も同じく血管収縮作用がありますが、長期仕様でリバウンド的に血管拡張してしまい不可逆的になりますので基本的に炎症のない血管拡張がベースの赤みにはステロイドは使いません)
エリセゴゲル(ミルバソゲル)は血管を壊して治す!という赤みの根本治療ではありませんが、外気温の変化、緊張、飲酒などの一過性の顔の赤み・紅潮に効果があり、初回塗布後30分程度で赤みが軽減し始め、3−6時間後に効果がMAXに得られるという即効性が特徴の薬です。
会合の前、デートの前、結婚式などイベントの前に使用して、一時的に見た目を改善させたいという方はぜひ試して欲しいです。保険診療の薬にも、コスメにも今までになかったタイプの製品で、院内で販売しております。いくつか注意事項がありますので、説明の上、ご購入いただければと思います。
今日は赤ら顔の治療についてでした。長年悩んでおられる方も多い肌悩みの一つです。自分では顔の赤みの診断やタイプがわからない方は、まずは保険診療の受診からいらしてください。一度この治療器試したい!という方は美容診療の予約で来てくださっても大丈夫です。しっかり診断と治療適応について皮膚科目線で診察させていただきますね。お待ちしております。
